2008年 07月 26日
夏休み真っ最中ですね。バイトをしている人、帰省中の人、旅行をしている人それぞれの夏休みを楽しんでください。
われわれの学生時代のバイトといえば百貨店の中元の手伝い、配送が多かったように思います。あとは中小企業の力仕事なんかも多かったですね。 フリーターとか派遣という概念もなかったし、(逆に言えば学生の労働力は百貨店のように季節変動の多いところでは貴重だったんですね)外食産業もヤマダ電機もない頃ですから、需要も少なかったんだと思います。 考えてみるとわずか30-40年の間に世の中はがらがらと変わってしまいました。携帯もなかったし、インターネットもない。宅配便もなければ、ワタミもカラオケもない。ユニクロもなければ警備保障なんてない。コンビにもなければATMもない。TSUTAYAもないし、スタバもない。 皆さんはこれらがない社会なんて想像できないでしょう。あっという間に社会の必須のインフラになったんですね。 しかしこれらも自然に出来たものではありません。ニーズがあり、技術革新があったからです。またそれを推進した起業家、パイオニアがいたからです。 ユニクロの柳井社長によくお話しをお聞きしました。早稲田大を卒業して山口の家業の洋品店を継ぎました。社会にどうして普段着れるカジュアルで品質が良く安い商品はないのだろう?といつも考えていたそうです。イギリスのマークス&スペンサーの品質と香港のジョルダーノの値段の商品を作って売ろうと決意したのがユニクロの始まりです。いまや一人勝ちの様相です。 「クロネコヤマト」でもそうです。家業の運送屋ではいつまでも低迷する。三越の配送ではいつまでも下請けに過ぎない。従来の枠をこえた仕事をやろうと小倉社長は考えた。今からの世の中はどんな変化をしていくだろう?日本人はどんな生活様式になっていくんだろう?と考え役員全員反対の中で宅配便を始めたそうです。 私の言いたいことは君たちが社会に出て、起業をする人、会社で働いていく人どちらも常に社会の変化、周りの変化に敏感になっておくことです。これはおかしいのではないか?どうしてこんなやり方をしているんだろう?と常に考えている人が勝ちます。 その上で自分で事業を起こす人はそれだけリスクもありますが、成功のリターンも大きい。サラリーマンはローリスク、ローリターンは当然です。 それでは体を鍛えて、有意義な夏休みを送ってください。 Booster講座は試験も終わっての10月8日(水)です。詳細はBoosternet (http://www.boosternet.jp)を見てください。 #
by boosternet
| 2008-07-26 21:08
2008年 07月 07日
Boosterの2回目の講義(講演といわずあえて講義といいます)は7月9日(水)に行われます。講師の柴田励司さんを紹介しておきます。経歴などはBoosterのHPに紹介されていますが、彼の生き方に共感を覚える人が多いと思います。
君たちが社会に出、当然同じ会社にずーと勤めて定年、もしくは役員になっていく人もいるでしょう。しかし会社をいくつか変えながら、自分を高めていく人、もしくは起業をする人の割合が確実に増えていくでしょう。 彼の場合はホテルマン、大使館、コンサル、それから実業の世界に入り、一年で会社を立て直したと思ったら、今度はCCC(TSUTAYAなどの親会社)のCOOに就任。55歳までには引退して沖縄で料理店をやりたいという夢がある。 彼のモチベーション、考え方を聞いて見るのも面白いとおもいますよ。 2週間前韓国に行ってきました。米国からの牛肉輸入問題で大規模なデモが行われていました。若い人の参加が多いそうです。 直接関係はないかもしれませんが、学生の就職難が深刻です。インフレでガソリンなどもリッターあたり200円をオーバーしています。不動産バブルで若い人はまず家を買えない。いろいろな不満が溜まっていると思いますが、前回のノムヒョン大統領の選挙のときも、最後に決めたのは若い人たちのネットでの応援の広がりだったのはご承知のとおりです。また彼に「NO]と言ったのも若者たちでした。 世界のあらゆる分野で[若者」と[ネット」が世の中を、時代を変えつつあります。日本でも必ずこういう時代が来ると思います。 日本の若者はどのような動きをしていくのでしょうか? #
by boosternet
| 2008-07-07 22:46
2008年 06月 24日
[Booster]の代表を務めています田尻です。
簡単な自己紹介をしておきます。山梨県出身で慶応大学経済学部を出ました。 大学の寮に入っていたので、学校よりも寮中心の生活でした。上級生、下級生混じった3名が一室。一学年15名、全員で60名。何十年たった今でも、年に数回は集まり、昔とおんなじ話をしています。進歩はないけどこういう交わりもよいものです。 伊藤忠商事に入って、(当時はこんなものでしょうが)、希望部署を書けというから、ここ以外はどこでもよいと書いたら、その部署に配属されました。当時商社無用論というのがはやっていまして、入社したころから『この仕事の商社の必要性は?』とか『この機能を入れたら商社が必要とされるのでは?』とか考えていたのを覚えています。また当時は余裕もあったのでしょうが、上司が仕事のアドバイス、個人的な相談などよくしてくれました。 74年ですからもう30年以上前、ロンドンに駐在を命じられました。英語もあまり得意でないとき でしたが、ヒースロー空港からタクシーに乗り、初めてロンドンの街を見たときの感動は忘れません。2回目の駐在もロンドンでしたので、計10年海外生活をしたことになります。このときの話はまたする機会もあるでしょうが、「フェアー』(公平)ということを徹底して学んだと思います。 おそらく海外100カ国は出張したと思いますが、いく前にかならずその国の歴史か、物語を読むことにしていました。その国のバックグラウンドを知らずに、商売に行くなんて無謀だと思ってました。 そのおかげか、世界でいろいろな出来事が起こっても、ある程度フェアーで正確な判断ができたと思います。中国も開放直後の80年代、ほとんどの省に行きました。いまや世界の主役に躍り出ていますが、基本的な判断にはあのころの経験が役立っていると思います。 デサントの社長になって5年間、会社の変革を指揮してみて、世の中を変えるのは若い人たちだということを実感しました。若い社員が社長の考えに同調し、自らも変っていくんだという意識が結集したとき、会社は大きく、またスピーディーに変っていくんだと痛感しました。そのためには通り一遍の研修でなく本当の意味の『教育」が原動力だということも感じました。 社長を退任してちょっと時間ができたころ、この[Booster]の話がきました。お手伝いをしようと 思ったのはまさに今日本を、会社を変えていくのは若い人たちだと思っているからです。その若者が正しく、スピーディーに軌道に乗るためには、準備が必要です。ハウツーものではなく、自分で考えられる力の創造だと思います。入社3年でその人の力量がほぼわかるといいます。それなら『3プラス1」を[Booster]でやってみようということです。少人数でまさしく『塾」のような感じで、皆さんが羽ばたいていく社会のこと、会社のことをわれわれが精一杯指導していきたいと思ってます。そこから巣立つ人たちが、会社に入っても横の連絡を取りながら、Boosterも活用して、さらに磨きをかけていくことを期待しています。 君が信頼置ける友人にこんな塾があるよと教えてあげてください。また輪が広がります。 以上 #
by boosternet
| 2008-06-24 21:58
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プロフィール
田尻邦夫
NPO法人 新社会人養成塾 BOOSTER 代表理事 [略歴] 1966年 伊藤忠商事株式会社に入社 1996年 同社取締役アパレル第一部門長に就任後、常務取締役業務部長、常務取締役経営企画担当役員など 数々の役職を歴任 2001年 株式会社デサント代表取締役副社長に就任 2002年 同社代表取締役社長に就任 2007年 6月より株式会社デサント相談役 最新の記事
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